四つ葉のおうち

4人の子育てよもやまばなし

多指症⑬術後の印象『こどもはすごい』

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0才11か月・術後4日目 兄とピアノを叩く


手術のあとで私が感じたことは

”こどもの生命力ってすごい”

の一言に尽きます。

術後は、きっと手術の痕が痛かったり不快だったりで泣き続けるだろう、つぎに娘の笑い顔を見られるのはいつだろう、と真剣に思っていました。

が、終わってみると、それはわたしの大きな勘違いだったようで。翌日には退院、さらに次の日には自宅の廊下で歩行器に乗りビューンとスピードを出し、ケラケラ笑っている娘の顔と再会したのでした。

なんだ・・・

笑ってるじゃん・・・w

手術の翌々日、四つ葉ちゃんが産まれてから10カ月あまりの間、ずっとずっと心配していたことが一つ、すーっと消えてなくなったのを感じました。

 

驚いたことはもう一つあります。

手術後一週間もしないうちに、娘が以前よりたくさん歩けるようになったことです。

兄弟で四番目の娘は、人一倍活発で、0歳10か月の頃にはすでに2、3歩歩けるようになっていました。

当時のわたしはその様子を見ながら『今は歩けているけれど、腕一本おもたいギプスで覆われたら、バランスをとって歩行できるわけがない。せっかく歩けるようになったけれども、たぶん少し運動能力は後退するだろう。せめて写真に残しておこう』と思い詰めるような気分でいました。ギプス付きの腕ではすいすい伝い歩きも難しいだろう、かと言ってハイハイはギプスの固定が外れると先生からも注意されているし、、、

ということで入院当日に歩行器をネットで注文していたのでした。しかし蓋を開けてみると、手術から3、4日もしない内に歩行を再開し、3、4、5歩と順調に歩ける距離を伸ばしていきました。手術から3週間後、ギプスと包帯がすっかり取れた頃には、靴を履いて近所の公園をトコトコ歩くほどになっていました。

 

こんなわけで、「歩けるわけがない、笑えるわけがない」と思っていた私の思い込みは全部手術後の三日間で払しょくされることになりました。本当に子供の適応能力、生命力ってすごい!!!