四つ葉のおうち

4人の子育てよもやまばなし

ゴジラは自分の名前しってるの?

3歳の次男は大の生き物好きで、公園のフェンスに絡まった蔦の上にいる青虫🐛を捕まえて、自分の顔の上を這わせるくらい限りなく瞳の近くに寄せて見つめたりしている。それくらい他の生物に対して親近感と愛着を持っているらしい。

その彼が 「ねぇ、ゴジラとか恐竜って自分の名前しってるの?」 と聞く。

ゴジラも恐竜も、うちで飼っているコオロギもメダカも、エビもタニシも人間が付けただけの名前だから、みんなみんな人間が自分の事をそう呼んでいるって知らないんだよ、と答えた。

ゴジラも恐竜も自分の事をそんな名称では認識していない、言葉にするまで考えた事なかった笑

あなどれない3歳児。

世に数学の魅力を発信している数学者の森田真生さんの本にこんな本がある。 まだ5までしか数を理解していない次男だが、発想はこの本に書かれているものと近い。あと3年したら読んであげようと思う。

アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

自分は青虫は苦手だけれども、顔の上に乗せようとしている次男の生き物に対する親近感を無下に否定してはいけないと思う。自分には持っていない感性だけど、伸ばしていくためにどんな物と引き合わせてやったらいいかなと考えたりする。

子どもと生活していると、それぞれ異なった感性と特徴の人間が育っていく過程を間近で観察することができる。それが面白い。