四つ葉のおうち

4人の子育てよもやまばなし

ル・クルーゼでお粥

結婚のお祝いにいただいたル・クルーゼのストーンウェアで、赤ちゃんのお粥を炊いてます。
離乳食を毎日食べるようになって、お粥だけ毎日作るのも、一旦作ったのを冷凍する手間も面倒に感じてしまい😅 炊飯器で普通のご飯と一緒についでに炊く、という方法を知ってからずっと実践しています。
しかし、、、毎日続けていると、お粥炊き専用にしていた湯飲みに貫入が入ってしまい(ヒビのようなものです)割れはしないだろうけど、気になっていました。
専用の容器を赤ちゃん用品店で見る事はあるけど、今更だし、、、
そこで!この耐熱性なら問題あるまい!と出してきたル・クールゼのラムカン・ダムール🧡
すでに5ヶ月間ほぼ毎日炊飯器で一緒にお粥を炊いてもらっていますが、今のところ貫入もなし、変色もなし。さすが!


ル・クールゼのラムカン・ダムールでお粥を炊く方法

1.他の家族用のお米をといだ後、スプーン大さじ3杯くらいをラムカンに入れる。ハート形に満水になる1センチ下くらいまで水を入れる。蓋は外したままで使用しません。
2.残ったお米には普段通りの分量で水を入れる(気になるときは少なめで)
3.炊飯器に釜をセットして、隅の方にラムカンダムールを乗せる。炊飯中倒れないように1センチくらいうずめる。
4.普段通りに炊飯スイッチ・オン

離乳初期→中期→後期と適当にお米の分量を増やして、おかゆの柔らかさを調節します。うちの場合は離乳食後期で、一回炊いたお粥を朝昼二回分で食べさせて、夜にまた炊くというペースです。
ハート形なのでちょっと気分もあがる⤴︎ところがおススメです😊
炊き上がりで半分食べた後↓

多指症④理由

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〜自分の子どもたちに話したこと〜

 

四つ葉ちゃんの多指症のことを一番あちこちで話していたのは年長の長女でした。いつもの公園で遊んでいると、長女の友達が入れ替わり立ち代わり赤ちゃんを見にきます。赤ちゃんが大好きな子が多いです。そして赤ちゃん名前なんて言うの?とか、ちっちゃい!かわいい!と言うのと同じくらいの頻度でなんで指6本なの?と聞いてきます。

私はあまり何でだろうと思わなかったので、初めは考えていませんでした。理由はあるのかもしれないけど、現代の医学では解明されていないし、考えてもあまり意味がない、と思っていたからでした。

四つ葉ちゃん大好き人間第1号を自認している長女も、ある晩、寝る前に四つ葉ちゃんの手を握りながら私に同じ質問をしました。

それから四つ葉ちゃんの指がなぜ6本なのか、同じ質問を子供になってお話ができるようになった四つ葉ちゃんが私にする事を思い浮かべました。

聞いた返事のままに、四つ葉ちゃんはそれを理由だと思って生きていくかも、と考えました。そうなると理由は必要です。

 

春になって四つ葉ちゃんが生後4ヶ月か5ヶ月のある日、いつもの公園で子供たちを遊ばせながら、ふと足元にクローバーを見つけて、四つ葉のクローバーを探し始めました。

私は四つ葉を見つけるのが得意です。人より早く見つけられます。どういう群生地に特に多く四つ葉があるか心得ているためです。

そのとき探しながら考えました。

四つ葉のクローバーは幸運の印と言われているけれども、実は三つ葉が通常の形であるのに対して突然変異である。四つ葉ちゃんの6本指の手も、四つ葉のクローバーと同じものだ、そういうことだ。

夜になってから、この話を上の2人の子供たちにしました。

だから、四つ葉ちゃんがこのうちに産まれてきたって事は、幸せを運んできてくれた印。四つ葉ちゃんの手には、他の人にはないすごい魔法のような力があるんだよと話しました。長女は神妙に聞いていました。

 

その日から時間が経つにつれ、四つ葉の話は私の中でも定着していきました。それがこのブログで四つ葉ちゃんと名付けた理由でもあります。

 

 

 

多指症③周囲の人たちへの報告に際して

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〜赤ちゃんの多指症の話をどうやってしてきたか〜

四つ葉ちゃんは自分にとって4人目の子供であり、そのおかげで悩まずに済んだことがあります。

まずは、何が他の赤ちゃんと同じで、何が違っているのかだいたいわかること。つまり手の手術のこと以外は余計に心配する必要がないと早々に理解できたこと。

それからもう1つは、上の3人の子どもの時に築いてきた子育てネットワークの中に、私自身が最初から入っていたこと、でした。

四つ葉ちゃんが産まれたあと、近所のお母さんたちや周りの人にどんな風に報告をすればいいのか、戸惑っていました。母子ともに元気だし、なぁ。わざわざ話のネタのように言うのも変だし、隠したい訳じゃないけど、、どんな風に切り出すのが自然なのか?産院のベッドで悩んでいました。何しろ四つ葉ちゃんは4人目の子どもなので、誕生を今か今かと楽しみにしてくれている人が周りにたくさんいたのです。

ところが退院して蓋を開けてみると、生まれた次の日には、上の子どもたちが小学校や幼稚園で多指症のことも既にみんなに報告済みで、わたしの悩みはほぼなかったことになりました。初めて聞いた時は驚いた人も多かったかもしれませんが、私と四つ葉ちゃんが登場する前に、一度心の中でその驚きを噛み砕いてもらう時間の猶予ができました。

子育て中のお母さんの中には、四つ葉ちゃんとは違う内容でも、これまでに何らかの心配事を自分の子供で経験したことがある方が沢山います。大きいお兄ちゃんの方はもう5年生なので、そちらの子育てネットワークだともう成人してたり孫がいたりするお母さんも混じってたりして、お母さん業の先輩が沢山です。私の話を親身になって聞いてくれたり、実はうちの子も全身麻酔を赤ちゃんの時にしてねとか、同じ先生に見てもらったことあるよ、と話してくれたり、私なんか自分の親指が他の人よりすごく短いって最近気づいたのよ!なんて言ってくださる方までいました。手術の時にはなんでも言ってね、と何人のお母さんに言ってもらったかな。。。

 

私1人では、そんなに大勢の人に伝える事は出来ませんでした。今でも初対面の人やあまり親しくない人に突然話すのには抵抗があります。自分から話すのは1日3回が限度だな、と計ったりもしています。赤ちゃんの手はもともと小さいし、わざわざ指の数を数えたりしないので、自分から言わない限り誰も気づきません。事務的に必要な場合を除いて、普段は相手が四つ葉ちゃんのことを心底可愛いと思ってくれているように感じた時と、どんな驚き方をされても戸惑わない、と心の準備ができた時だけ話すようにしています。話して良かったな、と思う時も半分くらいあります。

私が住んでいるさいたま市では、区内に住む全部の生後4ヶ月の赤ちゃんとそのお母さんを一堂に集めて交流してもらおうという育児イベントを保健センターが開いています。上の子どもの時には、何も思わずに出向いたのですが、今回は気が乗りませんでした。

初対面の人ばかりで、参加者の半分くらいは第1子のお母さんたちの輪の中で、実はこの赤ちゃんは指が1本多いんです、と言ったらみんなどんな顔をするのだろう、と考えると憂鬱で、参加しませんでした。保健センターの方は、半分くらいは私の気持ちを正確に読み取ってくださり、後の半分は少し産後うつなどを心配してくれていたのかな?交流会に参加しない代わりに、体重の伸びが良くない四つ葉ちゃんの体重計測のため、という理由で、新生児訪問の後も2回ほど自宅を訪問して様子を見にきてくれました。

 

 

多指症②転院

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〜2つ目の病院〜

 

生後半年の経過観察の再診日が近づいてきました。

これまで一度も大きな病気などで病院にお世話になった事がありませんでしたが、今回のことは自分でよく調べないと、という気持ちになり、多指症について書いてあるサイトを読んでいました。

その中で、西日本エリアの病院から紹介されている文があり、詳しく多指症について知ることができました。そこには「多指症の手術は1回目が1番重要です。1度手術してしまうと後から修正することが難しいからです。病院の知名度や規模などに関係なく、出来るだけ多くの多指症手術経験のあるところを選びましょう」とありました。

5ヶ月ぶりの再診の前日、ひさびさに手術のことを考え出した私は眠れなくなり、不意にこの文章のことを思い出しました。初診の先生はとても信頼感のある先生だったのにも関わらず、四つ葉ちゃんの一生に関わる手術なのに、色々な選択を考えなくてもよいのだろうか、と悩み始めてしまいました。

それからスマホでパチパチやっていると、各症状別で執刀実例を公開している病院のランキングというのを見つけました。あった、あった、埼玉県。。。

手足形成異常というジャンルでは、初診を受けた病院の名前はそこにはなく、もう一つ近所の小児専門病院がランクの上位に載っていました。

初診を受けた病院は、先生も信頼できて大きな病院だったけど、形成外科に赤ちゃんの姿があまりなかったことが気になっていました。待合室は大人ばかりでした。そして朝までほとんど眠れずに検討した末・・・ここに載っていたもう一つの病院で診てもらおう、と決めました。

 

次の日は元の病院に予約キャンセルの連絡をしてから、かかりつけの小児科に朝から電話をして、新たな紹介状を依頼しました。事情を説明すると、小児科の先生は「たしかに、赤ちゃんの手術ということだったら、こちらの方がより安心な部分はあるかもしれませんね。ただしデメリットもあって、こっちは待ちますよ」と念を押して、新しい封筒を渡してくださいました。

 

帰宅後すぐに新しい方の病院に電話をすると、初診の予約はやはり混雑していて、さらにこの日から2ヶ月先の7月末に決まりました。

それから無事に2つ目の病院での診察を終え、手術の日取りは10月末に決定しました。

 

 

多指症①初診

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〜生後1ヶ月半・形成外科受診の話〜

 

産まれた病院からの退院の日、産院の先生からこれからの流れを聞きました。多指症の場合は多い指を切除する手術を1歳前後に行うようでした。1ヶ月健診が済んだら、大きい病院の紹介状をお渡しするので受診してください、とのことでした。

 

ちょうど1ヶ月健診が年末だったので、病院には電話口で相談して、年が明けてすぐ、小さいお兄ちゃんも連れてお父さんとお母さんと一緒に大きな病院に行きました。

お父さんは仕事の時間に間に合わなくなり途中で退席し、結局、順番が回ってきた時には私と小さいお兄ちゃんと四つ葉ちゃんの3人で先生の話を聞くことになりました。

先生は明るくて朗らかな女医さんでした。両手の様子を見て、一通り今後の流れを説明したあと、質問タイムになりました。私は2つ質問をしました。

・ぎゅっと手を握っている時に、もう一本の親指が掌に当たって傷になっているが大丈夫か?

・もう一方の方の手は指がぶらぶらぶら下がっていて、何かの拍子にちぎれそうで怖いのだが、大丈夫か?

 

先生はもう一度四つ葉ちゃんの手を近づけてよく観察してから、私に向かってこう言いました。

「ぎゅっと握ってるね。でもこれは他の赤ちゃんもみんなやるから、何にも心配いらないよ」

「こっちも思ってるよりしっかりくっ付いてて、取れたりしないから大丈夫!」

この言葉を聞いたあと、私はひと月ぶりに心がスーッと軽くなるのがわかりました。それから、1ヶ月の間、ずっと心の中で「この子の体は他の子と違う部分が他にもあるかもしれない、心配だ」と思って四つ葉ちゃんを注視していたことも自覚しました。

今まで見た事がなかったからビックリしたけど、四つ葉ちゃんは元気で健康な赤ちゃんだし、心配しなくて大丈夫なんだ・・・と感じました。

形成外科での初診は、手術まで間がありすぎるという事でレントゲンも取らず、四つ葉ちゃんの手の観察と、左右の手を同時に手術するか、別々の日に手術するかの相談、次回は途中経過観察をするので、5ヶ月後に再診の予約で終わりました。

 

四つ葉ちゃんの6本目の指は、どちらも親指の脇についています。右手は飾り物のように第一関節の部分だけがプランとぶら下がっています。片手のみでこの形状の場合は、1歳を待たずに、痛覚が発達する前の早い段階で、紐でくくって切除する方法もあるそうです。

左手の方は親指の脇に少し小さくて細めの親指がもう1本ついています。血は通っていて骨もありますが、よく観察しても、この指が独自に動いている事はないようです。

四つ葉ちゃんは、先生と相談の結果、手術は両手同時に、ということに決まりました。

 

 

 

多指症手術まであと1ヶ月

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うちの赤ちゃんの多指症の手術日まで、あと1ヶ月になりました。

 

このブログではこの子の事を四つ葉ちゃんと呼ぶことにします。

 

四つ葉ちゃんは2017年の秋に産まれました。元気いっぱいでよく笑う可愛い女の子です。

 

四つ葉ちゃんは4人兄弟の末っ子です。

大きいお兄ちゃんが1人、お姉ちゃんが1人、それから小さいお兄ちゃんが1人います。

お父さんは出張が多く忙しい仕事で、四つ葉ちゃんの前には週に二、三回くらいしか登場しないので、ちょっとまだお互いに慣れていません。

お母さんはいつもおうちにいます。

四つ葉ちゃんはお母さんの背中におんぶされて、お兄ちゃん達と出掛けるのが大好きで、玄関を出ると嬉しそうにキャッキャッと声を上げてはしゃぎます。

 

四つ葉ちゃんは、生まれつき両手の指が他の子よりも一本ずつ多い"多指症"です。

1000〜2000人に1人の確率で起こる事で、1歳前後に手術で切除してしまうことがほとんどのため、私は四つ葉ちゃんが産まれてから、こういう事があるのを初めて知りました。

 

四つ葉ちゃんも1歳前に手術を行う事が決まり、その日まであと約1ヶ月です。

 

四つ葉ちゃんが産まれてからの10ヶ月間、多指症手術についての情報収集をしてきました。

中でもブログで拝見してきたお子さんの手術の例が、これから起こることへの具体的なイメージトレーニングとして一番役に立ち、手術の心配を和らげてくれる励みにもなりました。

片手の子が多いようだったので、両手のパターンではこういう例がある、これから手術を行う可能性があるご家族の参考になるかもしれない、と思い、今後のことを載せていきます。