四つ葉のおうち

4人の子育てよもやまばなし

多指症④理由

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〜自分の子どもたちに話したこと〜

 

四つ葉ちゃんの多指症のことを一番あちこちで話していたのは年長の長女でした。いつもの公園で遊んでいると、長女の友達が入れ替わり立ち代わり赤ちゃんを見にきます。赤ちゃんが大好きな子が多いです。そして赤ちゃん名前なんて言うの?とか、ちっちゃい!かわいい!と言うのと同じくらいの頻度でなんで指6本なの?と聞いてきます。

私はあまり何でだろうと思わなかったので、初めは考えていませんでした。理由はあるのかもしれないけど、現代の医学では解明されていないし、考えてもあまり意味がない、と思っていたからでした。

四つ葉ちゃん大好き人間第1号を自認している長女も、ある晩、寝る前に四つ葉ちゃんの手を握りながら私に同じ質問をしました。

それから四つ葉ちゃんの指がなぜ6本なのか、同じ質問を子供になってお話ができるようになった四つ葉ちゃんが私にする事を思い浮かべました。

聞いた返事のままに、四つ葉ちゃんはそれを理由だと思って生きていくかも、と考えました。そうなると理由は必要です。

 

春になって四つ葉ちゃんが生後4ヶ月か5ヶ月のある日、いつもの公園で子供たちを遊ばせながら、ふと足元にクローバーを見つけて、四つ葉のクローバーを探し始めました。

私は四つ葉を見つけるのが得意です。人より早く見つけられます。どういう群生地に特に多く四つ葉があるか心得ているためです。

そのとき探しながら考えました。

四つ葉のクローバーは幸運の印と言われているけれども、実は三つ葉が通常の形であるのに対して突然変異である。四つ葉ちゃんの6本指の手も、四つ葉のクローバーと同じものだ、そういうことだ。

夜になってから、この話を上の2人の子供たちにしました。

だから、四つ葉ちゃんがこのうちに産まれてきたって事は、幸せを運んできてくれた印。四つ葉ちゃんの手には、他の人にはないすごい魔法のような力があるんだよと話しました。長女は神妙に聞いていました。

 

その日から時間が経つにつれ、四つ葉の話は私の中でも定着していきました。それがこのブログで四つ葉ちゃんと名付けた理由でもあります。